和漢ローカライゼーション (On Japanese-Chinese Localization)
The following is a summary of notes I took on a series of presentations that I attended during a localization conference back in my Tokyo days. (It’s surprising what you can find on old hard drives!)
The contents are as follows: Frequently made mistakes [when localizing into Chinese from Japanese]; Suggestions For a Functional Localization Model (the diagram); Chinese Character and [Other] Character Codes (and reference websites); Translation Methods; Points on Document Creation; Font Types; An Outline of Printing; Other Problems.
中国語ローカライゼーション分科会レポート
ウィルキンソン ケネス
間違い安い制作手法
中国語の漢字と日本語の漢字には差異が多い。
香港で翻訳したマニュアルと北京で翻訳したマニュアル間の意味に違いがある可能性が高い。地方によって正しい表現が異なる。他の言語に翻訳する英語マスター言語のマニュアルを作る。
製作会社と翻訳会社間に問題がある。
機能的なローカライゼーションモデルの提案
漢字と文字コード
漢字には数種類のコンピュータコードがある。下記は、最も良く使用されている物です。
ISO [国際標準文字セット、ローマ字: 一般にはISO規定する各種コード類全般のことであるが、情報処理分野では、ASCIIコードに基づくISO標準文字コードを指す。]
JIS [日本(”Japan Industrial Standard”):国内情報交用標準文字セットコード - 6500字]
JISC [中国の漢字も追加]
JIS X 0201 [1 バイト・ローマ字用]
JIS X 0208, 0213 [2バイト・ローマ字+漢字用]
BIG5 [台湾:2バイト・ローマ字+13,051漢字(繁体字)異体字無し]
CNS [台湾 (Chinese National Standard):2バイト・繁体字・600日本常用漢字と簡化字無し]
GB [中国 (Guojia Biaojun -国家標準):2バイト・中華人民共和国標準文字+漢字セットコード・21,300漢字 (繁体字+簡化字)]
KSC [韓国 (Korean Standard Code):2バイト・4888漢字(繁体字)、2350ハングル部首]
CJK / Unicode [国際(Chinese, Japanese, Korean)Unified Character Standard:2バイト・60,000文字 (20,092統合漢字、カタカナ、ひらがな、音声表記、ハングル、部首、モンゴル文字、など)]
このウェブサイトを参照して下さい。
翻訳方法
通常の翻訳方法 | 翻訳方法提案 |
日本語 ⇒ 英語 英 ⇒ 中国語 現地レビュー 納品時レビュー[日本] 最後成果物の確認など | 日本語 ⇒ 中国語 基本的中国語ネイティブチェック 製作会社の確認 納品時レビュー[日本] 総合中国語ネイティブチェック(スタイルガイド) 最後成果物の確認する必要がない |
ドキュメント生成の点
- 全角字はDTPで作ったファイルで印刷すると文字化けする。
- 中国で使用されているDTPソフトは、日本で入手が難しく、日本のOSに適合しにくい。
- 両方の国のソフトは相容れない。
- 使用するフォントが異なる、入手しにくい。
- ヨーロッパ言語とは逆に中国語ではレイアウトに余白が出すぎる。
フォントの種類
以下のフォントは、中国語圏で最も使われている物。
方正 (ブンテイ)
漢鼎 (モンナ)
華康 (ファーカン / Huakang)
明柳 (ミンリオ / Mingliu – Windows)
以上のフォントは、簡化字と異体字も出来る。
これら全てのフォントと他のフォントは、Microsoftアプリケーションで標準フォントに変換出来る。
普通のアプリケーションで一枚のドキュメントを簡化字と異体字に合同するのは無理が、DTPソフト(Pagemaker)で出来る。
印刷概論
- 中国の用紙は質、大きさ、明るさの面で台湾の用紙と違う。中国の紙は、質が悪いがとても白くて明るい。
- 半角漢字と文字は中国でよく使われるA4用紙に印刷すれば、小さすぎて、見にくい。
- 中国では再生用紙は使われない。台湾では、再生用紙が使われるが2/3倍高い。
- 版下フィルムに印刷する場合は、色々な出力の問題がある:文字化け、イラストの誤植。
- 初回生産からロットを大きくしがちで、修正がしにくい。
- 修正版が正しく伝わらず、改訂がしにくい。
他の問題
- 概して通信環境が良くない。現地とのデータのやり取りが出来ない。
- 中国ベンダーの全般的な事情が分からない。
- 拠点をどこにすべきか判断しかねる:日本、香港、上海、北京?官僚中心対経済中心?
- コミュ二ケーションが難しい。言語的な困難:、話し方、発音、言葉遣い、失言。ベースとなる言語は、中国語、日本語、英語?中国に英語を使っている日本の会社多いが、中国人が喋る英語と日本人が分かる英語は違う。
- 品質管理が出来ない。まだそこまで行っていないと言うのが現状。
- コストコントロールが出来ない、まだそこ行っていない?
- ちょっとしたマニュアルの誤記までも訴えられてしまう - ミニ訴訟会社。
- マニュアル版権の所有、版権侵害。